坐骨神経痛とは？症状と原因を再確認
坐骨神経痛とは？
坐骨神経痛は、坐骨神経というお尻から下肢に走行する神経に痛みや痺れが生じる状態です。
坐骨神経痛の原因
原因として多く見られるのは、
✔腰痛などから生じる筋肉のコリ・過緊張
✔不良姿勢
✔腰椎椎間板ヘルニアや腰椎の変形
によって神経が圧迫されることが主な原因として挙げられます。
坐骨神経痛を引き起こしやすい生活スタイル
最近ではデスクワークやスマホによって、
長時間イスや床に座っている姿勢が続きやすいです。
そのため、腰やお尻の筋肉に疲労物質がたまり、
筋肉が緊張したり、
筋肉にコリが生じたりする傾向があります。
坐骨神経痛の特徴
坐骨神経は、左右の臀部から下肢にかけて走行しております。
坐骨神経痛はその左右どちら側かの坐骨神経が圧迫されるかで、
例えば、
左の坐骨神経が圧迫されている場合は、
坐骨神経痛が左側に生じるといった具合です。
片側のみに症状が出ることが多いですが、
両側の坐骨神経の圧迫によって、両下肢に痛みや痺れが生じているケースも稀にあります。
その場合も、どちらかが強い、片側は少しだけといった具合で出ることが多いです。
整体によるアプローチ：坐骨神経痛の施術方法
整体では、坐骨神経痛の原因となる骨格の歪みや筋肉の緊張を調整します。
具体的には、骨盤矯正や背骨のアライメントを整える施術、
そして硬くなった筋肉をほぐす為に、
マッサージやストレッチなどを取り入れ、
坐骨神経への圧迫を軽減するよう促し、症状緩和が期待できます。
特に坐骨神経痛の場合では、
「梨状筋」という筋肉が硬くなっている傾向が多い為、
その筋肉の緊張が緩まるように整体でアプローチを致します。
整体による施術は、痛みやしびれを軽減するだけでなく、
身体全体のバランスを改善が目的です。
これにより、血流が促進され、筋肉の柔軟性が向上し、
日常生活でも動作が行いやすくなります。
また、
神経の圧迫が軽減されることで、
体へのストレスが低下し、自然治癒力が高まり、
症状の回復が早まる効果も期待できます。
根本的な改善を目指す整体の重要性
坐骨神経痛の治療は、一時的な痛みの緩和だけでなく、原因を根本から解消することが大切です。
整体では、骨盤や背骨の歪みを整えることで、
坐骨神経周辺の筋肉への負担がを軽減させ、長期的な症状改善を目指します。
これにより、再発のリスクも軽減されます。
ですので、
体の歪みがある方や不良姿勢を指摘されたことがある等の方は、
整体で体のバランスを整えられる事がおススメです。
骨盤や背骨の歪みがあると、
気づかないうちに筋肉に無理な負担をかけますので、
整体で筋肉が緊張しにくい状態に整える事で、
根本的な坐骨神経痛の改善を目指します。
坐骨神経痛が悪化する原因と対策
坐骨神経痛は、適切なケアを怠ると悪化する可能性があります。
運動不足や長時間の座位、不良姿勢は、
坐骨神経痛につながる要因です。
対策として、適切な運動や姿勢に気を付けつつ、
定期的な整体や鍼灸などによるお体のメンテナンスで、筋肉のコリや緊張を解消し、
神経が圧迫されないようにする事が大切です。
整体でやってはいけないこと
筋肉が凝り固まった状態で強い矯正をかけることで、筋肉を傷めることがあります。
坐骨神経痛の方は、
腰からお尻にかけての筋肉が緊張しており、可動域も低下していることがあります。
まだ筋肉が充分に緩まっていない段階で、筋肉に無理なストレスが加わることで、
筋肉を傷め、炎症が生じることがあります。
また、筋肉がまだい硬い段階で強い矯正が加わってしまいますと、
筋肉が矯正の動きに抵抗を持ってしまい、かえって強張ったりする事があります。
しかし、経験のある上手な整体師さんであれば、
この点はそこまで心配されなくても大丈夫かと思います。
なぜなら、どの程度、今の状態であれば矯正を入れることが出来るのかは、
筋肉の硬さや可動域を確認しながら、判断することが出来るからです。
上手な整体師さんであれば、この辺の感覚は経験でつかむことが出来ていると思います。
坐骨神経痛を悪化させる行動とは？
痛みが強い場合に無理な運動を行うと、症状が悪化することがあります。
特に、良かれと思ってジョギングやウォーキングをいきなり長く行ってしまう事で、
筋肉に負担をかけてしまい、
かえって筋肉に負担をかけて強張り、坐骨神経痛がひどくなってしまったケースもあります。
誤ったストレッチの危険性
正しい方法で行わないストレッチやマッサージは、筋肉や神経を傷つけるリスクがあります。
特に、お尻周りや太ももの筋肉が凝り固まった状態で、
無理にストレッチで伸ばすことで、筋肉を伸ばし、筋挫傷につながる事もあります。
また、強い刺激でのマッサージによっても筋肉を傷めることもあります。
痛みがひどい場合は専門家の指導を受けつつ、
無理なく、
痛みの出ない範囲でのストレッチや運動を行う事が重要です。
整体と整骨院：どっちが坐骨神経痛に効果的？
整体院では、骨格や筋肉のバランスを整えることに特化しており、自費診療が一般的です。
一方、整骨院は、整体はもちろん、急性的な症状に対する施術も行っております。
一般的に整体院と整骨院、どちらも坐骨神経痛の施術は行っておりますので、
大抵はどちらでも問題なく対応できますが、
整骨院では柔道整復師という国家資格者がおります。
整体院と整骨院の違いはコチラをご参照ください。
整体と鍼灸：どっちが坐骨神経痛に効果的？
鍼灸は、痛みを緩和する施術として有効です。
鍼は痛みの原因に直接的アプローチができ、
神経や筋肉の状態を改善するように働きかける事が出来ます。
また鍼灸の施術は、筋肉の深層部までをほぐして血流を促す施術が得意です。
この深部の血流を促す事で、筋肉に栄養や酸素が運ばれ、修復を促します。
鍼灸で、
日々の筋疲労の蓄積を解消させ、坐骨神経痛の再発予防にも繋がります。
一方、整体は、骨格や筋肉のバランスを整えることで、症状改善を目指します。
このような坐骨神経痛は鍼灸がおススメ
鍼灸、整体、どちらも有効的な施術ですが、
✔筋肉の硬さ・コリが強い場合
✔筋肉の深層部にコリや硬さがある場合
これらの場合、
鍼のアプローチの方が、
原因となる目的の箇所への直接的なアプローチが可能のためおススメです。
腰痛や坐骨神経痛がひどく、筋肉が凝り固まってしまっている場合は、
整体でほぐして矯正しようとしても、可動域が狭いので、あまり動かすことが出来ません。
症状がひどい場合はまずは、
鍼で筋肉の硬さをほぐすことを、当整骨院ではおススメ致しております。
坐骨神経痛の改善策
坐骨神経痛の主な症状は、片側の腰や足の痛み、しびれ、筋力低下などです。
坐骨神経痛に繋がる要因で多くみられる症状が、
腰痛や臀部のコリや痛みです。
腰痛や臀部のコリによって、お尻周りの筋肉が硬くなっていると、
坐骨神経を圧迫してしまいやすくなる為、
坐骨神経痛に繋がりやすくなります。
日ごろから腰痛がある方は、筋肉の硬さを定期的に緩めるように、
整骨院や鍼灸院、整体院などでメンテナンスをされておかれることをお勧めいたします。
日ごろ、ストレッチや座位の姿勢が続かないように意識される事も大切です。
また、椅子に座る姿勢、立った時の姿勢、荷物の持ち方など、
普段の筋肉の使い方にアンバランスがあると、
体にゆがみが生じ、筋肉の緊張やコリに繋がります。
坐骨神経痛の改善には、普段から正しい姿勢を心がけ、椅子の座り方や立ち方に偏りがないか見直されることも大切です。
坐骨神経痛の改善例
腰から足にかけての痛みがあり、トータル3ヶ月間続けて整体施術を受けた方が、
1ヶ月でひどい痛みの症状が大幅に改善し、
残りの2か月で、痛みがほとんど気にならなくなり、歩行するのがスムーズになりました。
このようなお声は、実際、私の勤務する整骨院でよく聞かれるお声の一つです。
坐骨神経痛の改善にかかった施術期間
その方の状態によって異なりますが、軽度の場合は数回の施術で改善が見られることが多いです。
重度の場合は数ヶ月にわたる施術が必要なこともあります。
個人的結論
坐骨神経痛の症状が強い場合は、
整体よりも鍼灸が効果的な場合が当整骨院では多いです。
鍼灸も整体も痛みの緩和だけでなく、原因と思われる個所に対してのアプローチを促すため、
坐骨神経痛の再発防止にも期待が出来ます。
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