なかなか治らない寝違えの対処法
- 朝、起きたら突然首が動かない
- 寝違えて数日経っても痛みが引かない
- 寝違えてシップ貼っても治まらない
今まで寝違えはすぐに治っていたのに、今回の寝違えは数日たっても良くならない。
このまま、放っておいて治るのか?
と、数日前に寝違えた首の痛みが一向に治まらないと、不安になっている方もいらっしゃると思います。
寝違えは、首や肩の筋肉に過度な負荷がかかることで筋繊維を痛めることで発生します。
特に大人になってからの寝違えは、子供のころに比べてると治りにくい傾向があり、
対処に悩むことも少なくありません。
今回は、
寝違えた際の適切な対処法、
そして「シップをしておけば治るのか?」
という疑問にお答えしていきます。
大人の寝違えが治りにくい原因

大人になってからの寝違えは、子供のころとは違い、
首コリや肩こり、冷えなどによって、
首や肩の筋肉が硬くなっていることが大きな原因です。
筋肉の柔軟性が低下し、首の可動域が狭くなるため、
通常なら痛めない角度でも捻ってしまい、寝違えが起こりやすくなります。
大抵の方は、寝違えを起こす前、
そういえば、
「首コリや肩こりがあった」「体の疲労が蓄積していた」
という自覚があった方も多いと思います。
大人の場合、
首や肩のコリが慢性的にあることで、寝違えを起こしやすく、
治りにくくもなります。
首や肩周りに生じる血行不良が、寝違えを引き起こす原因であり、
回復を妨げる要因ともなるからです。
一方、子供のころに起こりやすい寝違えは、比較的治りも早かったのではないかと思います。
子供の場合は、首コリや肩こりから引き起こす寝違えもありますが、
どちらかというと、寝ている際の動きが激しく、
無理な態勢で寝たために寝違えるという具合が多いですが、
比較的、筋肉に柔軟があり、血行も良いため修復力が高く、寝違えても自然に回復することが多いのです。
寝違えはシップだけで治る?

寝違えは、筋肉を捻って痛めることによって炎症が発生し、その結果として痛みが生じます。
シップは患部を冷やし、炎症を抑える効果があるため、痛みが一時的に和らぐことがあります。
しかし、シップを貼り続けることが必ずしも良いわけではありません。
シップで患部を冷やすと、血管が収縮して一時的に痛みが和らぎますが、
湿布を張り続ける事は修復過程を妨げる可能性もあります。
血流は筋肉の回復を助ける重要な役割を担っています。
炎症反応は、寝違えて捻った筋肉の損傷を修復をするために、捻った箇所に血流を集めます。
いえば、体を修復させようとする体の自然な反応です。

その時に血管を拡張させる物質が出ます。この血管を拡張させる物質が、同時に痛みも発します。
炎症がひどい初期には冷やすことが効果的ですが、
長時間の冷却は逆に回復を遅らせる可能性もあるため、
適切なタイミングでシップを外し、血流を促進させるアプローチケアが大切です。
寝違えた際の正しい対処法
- 初期対応:冷却 寝違えた直後、炎症がひどい場合はシップや冷却材で冷やすことが有効です。冷却材で冷やす時間は20分程度を目安にし、シップの場合は2~3時間程度が目安です。
- その後のケア:炎症が落ち着いたら、血流を促進するために患部を温めることが重要です。ただし、温めて不快感が出る場合は温めずに、痛めた箇所に負担をかけないように安静にして様子を見るようにしましょう。温めるタイミングは寝違え度合によって異なります。下向き作業や前かがみの姿勢が続く場合は首に負担をかけますので、なるべく避けたほうが良いです。
寝違えには整体や鍼灸が効果的

寝違えが治りにくい場合や痛みが長引く場合は、
整体や鍼灸といった専門的な施術を受けることをおすすめします。
当整骨院の整体では、寝違えに対しての整体を行っており、首や肩の筋肉の緊張を和らげ、血流を改善するアプローチを致しております。寝違えは、整骨院で柔道整復師による施術によって、専門的な施術を受けることが出来きます。
鍼灸による寝違えのアプローチは、筋肉の深層部分に直接アプローチできるため、血流を促進し、寝違えの痛みを早期に改善するのにとても有効でおススメです。
なかなか痛みが引かない寝違えの改善策として、湿布を貼り続けるよりは、整体や鍼灸によって血流を促すことも取り入れ、修復を促すアプローチをする事はとても大切です。
詳しくは、
寝違えの改善に整体をしてもいい? | 整骨院&整体院のよくある日常出来事や質問ブログ (osteopathic-hirosima.com)をご参照ください。
東広島市にある当整骨院で整体や鍼灸を希望されたい方やご質問などございましたらコチラにご相談下さい。
寝違えの予防法
寝違えを繰り返さないためには、日常的なケアが重要です。以下のポイントに注意することで、寝違えを予防できます。
- 姿勢を正す
長時間のデスクワークやスマホの使用など、首や肩に負担をかける姿勢は避けましょう。日常生活の中で良い姿勢を心がけることが大切です。 - 適度な運動
首や肩周辺の筋肉を柔軟に保つために、定期的にストレッチや軽い運動を行いましょう。筋肉の柔軟性を維持することで、寝違えを予防できます。 - 寝具の見直し
枕やマットレスの硬さや高さが合っていないと、寝違えを引き起こす可能性があります。自分に合った寝具を選び、快適な睡眠環境を整えることが重要です。
結論
寝違えは単にシップを貼っておけば治るものではありません。初期の冷却は場合によって有効ですが、その後は血流を促進するケアが大切です。寝違えの痛みが長引く場合や繰り返し起こる場合は、整体や鍼灸といった専門的な施術を受けるられることがおススメです。
コメント